今剛 (こん・つよし)
 ・・・1958年2月23日、北海道釧路市に生まれる。
   ヴェンチャーズの影響を受け、小学校5年生からギター
   を始める(ドラムを1年プレイ後転向)。
   15歳の時プロを目指し上京、最初は新宿のロック喫茶
   「開拓地」でアルバイトを始め、18歳でスタジオの仕事
   を徐々に始める。
   そして様々な活動を経て「PANTA&HAL」に参加。
   「PANTA&HAL」ではライブ中心に活動後、音楽史に残る
   名盤「マラッカ」をリリース、その卓越したテクニックと
   鋭い感性により、一躍注目を浴びる。しかし、このアルバム
   を最後にバンドを脱退してしまう。
   その後スタジオやライブにて数々のセッション活動を行い、
   名声を不動のものとする。

☆★パラシュート時代の ライブより★☆

   そして1979年、それらのセッション活動の仲間達と「PARACHUTE」を結成。
   そのメンバーは、ギターの 松原正樹氏、ドラムの林立夫氏、キーボードの安藤芳彦氏他、当時音楽ファンが
   泣いて喜ぶ様な、凄腕のミュージシャン達で構成されていた。
   「PARACHUTE」では、”音楽はスポーツだ”をキャッチフレーズに、途中キーボードの井上鑑氏が加入し、
   ベスト盤を含む5枚のアルバムをリリース、ライブ活動も六本木PIT-INN 等で精力的に行った。
   しかし、L.A.録音の「SYLVIA」リリース後のライブを最後に、自然消滅してしまう。
   現在でも「PARACHUTE」の復活を望む声は多いが、2003年5月24日「CROSSOVER JAPAN '03」において
   1日限りではあるが復活を果たし、日本全国よりファンが集結、涙と熱狂のステージとなった。
   
   その「PARACHUTE」時代、唯一のソロアルバム「STUDIO CAT」を発表した。
   レコーディングは1980年5月5日から19日までHollywoodのA&M STUDIOで行なわれ、Michale Boddicker氏
   をはじめとするL.A.の一流ミュージシャン等を起用した。プロデュースはパラシュート林立夫氏。
   録音は、パラシュートと同様にSteve Mitchell氏がつとめ、カラッとしたL.A.サウンドとなっている。
   8曲中、特に「AGATHA」が素晴しく、作曲家としての才能を感じさせる一曲である。
   残念ながら「STUDIO CAT」以来、ソロとしての活動は無かったが、1999年12月18日に発表された
   オムニバス・アルバム「SUPER GUITARISTS」「Mandolin Dream」で1曲参加し、健在なところを
   見せてくれている。 また現在、安藤芳彦氏のプロデュースにより20数年ぶりのソロアルバムを製作中である。
    そのNEWアルバムにはビッグなゲストシンガーも参加予定であり、発表が楽しみである。

   「PARACHUTE」以降はスタジオ活動を中心に、「ARAGON」「NOBU CAINE」等のバンドに参加。
    最近は、井上陽水氏、今井美樹氏、宇多田ヒカル氏等のライブにも出演し、素晴しいプレイを披露している。

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